ジェネリック医薬品にご協力をお願いします。

当院は院内処方ですが、お国の方針によりジェネリック医薬品への取り組みを行っております。ジェネリック医薬品とは先発薬の特許切れ薬品(約10~20年ほどで特許が切れるようです。)で、成分は同じですが作っている会社が別のもの(製造会社も中身も全く同じものも中にはあります)で、効果効能には差がありません。

ジェネリック医薬品の長所、短所を記しておきます。

長所:1、成分同じでも先発品よりかなり安価である。(大まかに5~7割安)

   2、病院側から見ればお国から査定を受けた場合にダメージが少ない。

短所:1、一つの先発品に対して十数社がこぞって後発品(ジェネリック)を出             すため、順次淘汰されていき、結果的にメーカーがころころと変わる。 

   2、原料次第で製造が不安定になり、入手困難になることも多い。

   3、安すぎて余り効かないというイメージを持たれやすい。

   4、先発品が売れなくなり、製薬メーカが弱体化、国際競争力が低下する。

先発品、後発品をバランスよくというのが理想的ですが、医療サイドからすれば切り替えは非常に大変です。先発、後発と院内薬局、院外薬局(処方箋)の功罪についてはまた次回でお知らせします。

   


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